口呼吸の弊害は一番は睡眠障害と言われています。

 

睡眠障害は空気を通す為の上部の気道の筋肉の動きが悪い事が原因だとわかっています。

 

症状としては

 

食事をきちんと噛まない

唇を舐める

舌を前に出す

口呼吸

食事の好き嫌いが多い

同年齢に比べて小さい

日常的な咳

言葉の覚えが悪い

イライラ

 

また睡眠障害はよく眠れない、夜中に目が覚める事で以下の様な事が起きます。

 

成長ホルモンは睡眠後3~4時間後に出ると言われているので、睡眠がよく無いと

 

成長が充分では無い

食欲が無い

良く病気になる

ホルモンバランスの崩れで満腹感を感じなくなり、お菓子を食べて太りさらに呼吸の問題が増える

 

sleep-wrecked  kids　より

小児でいびきがあると　

１、心血管障害の危険性が増える　　

２、学習能力に影響が起こる

 

論文数は少ないが、睡眠時呼吸障害と顔面の大きさと学習能力は関連がある

 

小児の呼吸を正常に保つためには

１、舌が口蓋につく

２、副鼻腔の成長がしっかりしている

 

が必要でそのためには、鼻呼吸が必要である

 

夜間の歯軋りの原因は

大人はコルリゾールの影響（ストレスホルモン）

小児は呼吸を確保する為（下顎を前方に出す為）

 

いびきをしていないくても口呼吸は睡眠障害がある

 

夜尿症（おねしょ）の原因は口呼吸による血液の PH異常による事が多い

 

 Dr Derek

 

睡眠時無呼吸症候群の患者さんの上顎を広げた場合改善された症例

 

目的

仮骨延長（DOME）は、閉塞性睡眠時無呼吸（OSA）の成人の鼻腔底と口蓋を拡張するための信頼できる方法です。 DOMEは、無呼吸-低呼吸指数（AHI）の低下と、鼻呼吸の改善されます。。DOMEがOSAの成人で呼吸時の上気道咽頭の陰圧をを軽減するメカニズムを提案します

 

 

結論

ドームからの口蓋の拡大に伴う鼻底の解剖学的拡張は、鼻の気流速度の低下と咽頭気道内の陰圧の低下に関連しています。 この動的相互作用は、無呼吸-低呼吸指数（AHI）および酸素脱飽和指数（ODI）の減少と相関しています。

 

この論文は成人において、上顎の小さい睡眠時無呼吸の患者さんにおいて上顎を拡大したところ、気道での空気の通りが良くなったことを示す論文です。論文上では上顎の拡大により、気道が拡大したことと空気の通りが良くなったことを図で示しています。

 

この論文は成人に対して行われていますが、オーストラリアのシャロン先生によると

自閉症、ダウン症、ADHDの患者さんの多くに上顎の成長不足を認めたとという発表もあります

 

ブテーコ呼吸法という呼吸トレーニングがあります。

DrPatricKが行う呼吸方法です。

彼はそのトレーニングの中で口呼吸は

顔面の発育

ADHD

知的学習能力

 

は呼吸障害との関連性が高いと説明しています

また、呼吸パターンで睡眠時無呼吸症候群や、顎関節症の影響すると説明しています

 

 （意訳しています）

私の名前は　Patric  Mckeownです。

2002年から、子供と大人に鼻呼吸のトレーニングを教えています。

私は自分自身が呼吸の問題を抱えていた。

僕は子供の頃、喘息でいつも鼻が詰まっていました。

いつも口呼吸で、肺にダメージを与え、喘息は日に日に悪くなって行きました。そのためすっと薬を飲んでいました。睡眠中、良く目が覚めました。

 

学力は、落ちました。学力をつけるために修士号を取ろうと思い学校に行きましたが、一生懸命に働かないといけませんでした。

２６歳の時に鼻呼吸の重要性に気がついた。

この内容を全ての子供たちに教えてあげたい。この内容は無料でインターネットで見る事が出来る。

どんな子供も口呼吸ではいけない。有害です。あなたも知っているように無害では無いのです。

 

口呼吸は多くの子供に起きている最も悪い習慣です。

私が調べた子供の25%~50%の子供は起きている時でも寝ている時でも口を開いていて呼吸をしている。もし、口呼吸であれば、その子供は自分の能力を発揮出来ていない。

 

なぜなら、

 

１、口呼吸は肺に入るまでの温度調節が出来ない

２、口呼吸は酸素の取り込みを減らし、血液の中の酸素濃度を減らす

３、口呼吸は呼吸のパターンを壊して、CO2濃度を減らすので、血管を収縮させて脳を含めて体全体酸素の供給を減らす。

４、子供の成長期には、口は閉じで、舌は口蓋についている事で顎の前方の成長を促す事になる。また上顎に舌がくっつく事で上顎が拡大する。理想的な気道を確保するためには、上顎は広く、U字形である事が望ましい。だから口呼吸は顎が顔に対して後ろに行くので、口蓋は高く狭くなるので、鼻腔も小さくなり、その結果、気道も細くなり、歯並びは重なって悪くなる。

 

子供の時からの口呼吸は  睡眠、頭の前後的位置、肺に影響を与える。

だから、子供の認知能力、運動能力、睡眠、顎や顔の発育に口呼吸は影響を与える。だから、子供が口から呼吸をする意味は無いのです.

もし、それが習慣だとしても、それは修正する必要がある。もし、鼻詰まりや鼻炎があれば治す事が出来る。

 

扁桃腺の肥大があれば、その時は気道に悪影響が出る。

気道が狭くて扁桃腺やが大きいのであれば、機能矯正を行う歯科医師もしくは顎を成長させる事の出来る歯科医師が、子供たちを治療する事が出来る。

 

子供の睡眠時無呼吸で一番良く行う治療方法は、扁桃腺とアデノイドを切除する事である

 

2010年に発表されている587人の子供を対象にした研究で73%の子供がまだ睡眠時無呼吸が残っていて、27%の子供は完全に治癒したという論文がある。

 

だから、たとえ小児がすでに扁桃腺やアデノイドを切除しているのであっても、　

現在はAHIは悪化していると同時に、アデノイドや扁桃腺を切除したした後でも７３％の子供が閉塞性の睡眠時無呼吸(OSA)になっている。

他の統計では鼻呼吸でないと、AHI(無呼吸、低呼吸指標）は悪くなる事を示し。

扁桃腺やアデノイドを切除した後でも、鼻呼吸でないと３年以内に６５％の人が再発したと発表されている。

鼻呼吸は子供の成長のキーポイントであるこれを学校で学ぶ必要があるし、学校の先生もこの事を学ぶ必要がある。

 

なぜ子供は自分の持っている能力を引き出せなせないのか？それは簡単な理由で医療従事者が対処出来なかった習慣を持っているからである。

 

 

わずか11ヶ月の赤ちゃんが扁桃腺が腫れている事で閉塞が起きている。呼吸をしようとしているが、胸郭は凹んでいる。（注：お腹が凹んでいます。呼吸をしようとしているのですが気道が閉塞しているので陰圧になり胸が凹んでいます）

この患者さんは一般の医科でそれほど扁桃腺が腫れていないから大丈夫と言われた患者さんです。

注意点

１、呼吸時の閉塞を疑う時は扁桃腺の切除をよく行います

２、小児の耳鼻科は、もし子供が扁桃腺炎で閉塞が過去に起きていなければきにしません

３、外科治療が必要な睡眠障害をもつ必要はありません

４、この扁桃腺では正しい成長は起きません

５、この子供は、心臓の病気と脳のダメージをうけるリスクがあります

６、たとえ１１ヶ月でも手術をするべきです

７、睡眠学習を必要としません

８、カテゴリ１もしくは２の状態で数週間以内に緊急処置が必要です。６ヶ月は長すぎます。

９、気道の問題にフォーカスをして、文献から意見をノベル耳鼻科に見てもらって下さい。

10、子供のいびきや口呼吸を無視しないでください

 

 

 

睡眠時呼吸障害の子供の共通している兆候

 

１、睡眠時の歯軋り

２、いびき

３、激しい呼吸

４、多動

５、おねしょ

６、学校での集中力の欠如

７、頭痛/片頭痛

８、睡眠時の血液中の酸素濃度が低い

９、重度の歯列不正？